間違えてしまうことから考えたこと
人は、間違いを犯します。犯します、というよりは、犯してしまいます、と表現したいのが本音です。間違えないようにと力めば力むほど、間違えてしまうのは本当に何なんでしょうか、と思ってしまいます。
精神論に頼らないで対処するとしたら、私は間違えにくい仕組みに変えるのが良いと考えます。複雑な状態になっていたら、簡素化を試みる。新しい技術やサービスを利用することで状況が変えられるのなら、導入してみる。間違いが発生しやすくなる状況というのは、物事が複雑になってしまった結果だと思います。よって、そこに手を入れられれば、状況は良くなるはずです。
ただ、それは個人的なことであれば、自分ひとりの判断で対応できることであっても、企業で、仕事の上でとなると、残念ながら簡単ではありません。それは企業規模の如何に関係なく、簡単なことではないと言えます。
もし、こういう状況を良しと出来ないなら、安定を手放すことになる可能性が高いですが、組織に属さない生き方を考える必要が出てくると思います。組織には属さず、自分自身は一人、でも、それは自分が一人というだけであって、他の人・組織・企業と関わらないということではありません。むしろ、自分は一人となり、その上で他の人・組織・企業と協調していきたい、そう思います。
これだけでは見通しが甘いとしか言いようがなく、それこそ具体性に欠ける話ですが、自分の人生、既に折り返し地点は過ぎたのではないかと思うのです。そう思える時に、一生、こんな風に悶々としたまま生き続けるのは嫌だな、と感じました。