40代の転職漂流記・技術者派遣の現場から

40代の今、数社の転職を重ねて技術者派遣の現場に行き着きました。現在、生き方を模索中

1ヶ月45時間の残業でも生活に支障が生じるし、精神的にも堪える。だから、ダウンシフトを目指そうと考えた

このところ、1ヶ月あたり45時間弱の残業をしています。派遣先から「残業は1ヶ月あたり45時間以下に抑えるように」と言われていて、45時間を超えないようにしているのではありますが、それでも仕事はこなせずに遅れがちで、仕事における充実感や達成感はまったくありません。

こんなことをずっと言い続けていると、「では、いつになったら得意になるの?」と言われてしまいそうですが、生産管理や販売管理、会計などの基幹業務のシステム開発はやっぱり苦手です。これらを得意とする人はいますが、私は駄目です。在庫がどこどこへ移っているからとか、ERPとかMRPとか、仕訳がどうとか、そういうことがすんなりと理解できません。我ながら、その事実に凹みますけど、これが得手・不得手、得意・不得意ということではないでしょうか。

元々、やりたくないことはやらないで済むようにしたいと考える質でしたが、今回は派遣されて仕事をしているものですから、その案件に割当てられている以上はやりたくないとは言えないです。この状況でやりたくないと言えるようだったら、もっと図太く生きていて、世渡りが上手なはずですよね。もう、毎日プレッシャーを感じながら生きています。仕事をしています、ではないです。生きています、と言ってしまいます。

今日の本題に入る前の前置きが長くなりました。先にも述べたように、ここしばらくは1ヶ月あたりの残業時間が45時間弱となっていますが、これでも精神的には堪えます。日によっては3時間から4時間の残業をしている日もありますが、そういう日ほど言いようのない虚しさを感じます。「一体自分は、何をしているのだろうか」と。これを書いている今日は、まさにそう感じているところです。

ただ、1ヶ月の稼働日数を20日として、1ヶ月の残業時間を45時間とすると、1日あたりの平均では2時間15分。私は日勤ですので、これですと20時前には退社できるはずです。でも、実際にはばらつきがあって、今日みたいに21時を超えてからの退社ですと、本当に虚しいものです。そして、返ってくる頃には22時を過ぎています。

45時間の残業でもこんな感じです。なので、100時間を超える残業なんて想像がつかないし、想像したくもないです。しかし、現実にはそういう残業をしている人がいて、過労死や自殺をしてしまったり、精神的・肉体的に病んでしまうこともある。おかしいですよね、そんなの。

おかしいと思うから、私はこの状況から脱します。ですが、今すぐに辞めるとか、そういう行動は取れないです。もう会社員として転職をしようとは思っていません(思っても、自分を雇ってくれるところがある?そういうところがないから派遣になるしか道がなかったのだよね。派遣元では正社員だけど、そんな良いものじゃないし)し、こっちが思っても雇ってくれるところがないでしょう。その点は悲観的です。

では、どうやって脱するか。辞めてから自立の道を探るのは、今はしたくない。ならば、アルバイトやパートを掛け持ちして、その上で自立するための行動も並行して進めていくか。今の私だと、収入減には耐えられます。毎月とんとんでやっていける収入を毎月15日ぐらい働いて得られれば、と徐々にではありますが、具体的に考え始めています。家計簿は10年以上付けているけれど、どこまで収入を減らしても大丈夫かという計算はしたことがなかったです。早々に計算してみます。

こうして進もうとしている道は、何というのでしょうか。物への執着が減り、収入減に耐えられると言い始めているので、「ダウンシフト」の方に進み始めていると言って良いように感じます。そう、私はダウンシフトをしたい。間違いないようです。

※ダウンシフトを提唱した高坂勝さんの本を、ここ1年以内に私は読んでいます。読んだ当時は、収入を減らすことはともかく、自分がそういう生き方をできるかどうかに対して疑念を持ちましたが、今はどうやったらダウンシフトできるだろうか、と考えています。