40代の転職漂流記・技術者派遣の現場から

40代の今、数社の転職を重ねて技術者派遣の現場に行き着きました。現在、生き方を模索中

思い切って得意な仕事から撤退する選択肢もある

いつの間にかというほどの記事数ではありませんが、このブログでは得意・不得意(苦手)、得手・不得手といったことが話題の中心となっていました。今の自分にとって、大事なことだと思えたのでそうなったのだと感じています。

現実の状況では、本音と建前というものが存在しています。誰しも、わざわざ不得意・苦手・不得手なことをしたいとは思わないはずだと私は思いますし、それが本音だとも考えます。ですが、建前としては不得意・苦手・不得手なことは克服するべきで、仕事においてはそれらを克服することで幅が広がっていく、と一般には言われている気がします。多数派としてはそうだろうということです。

派遣される技術者は、得意とすることにこだわりすぎると、仕事が回ってきそうにありません。派遣先に合わせて「何でもやります」という姿勢でないと、立ち回ることすら難しいようです。

私は「何でも出来る」は「何も出来ない」の裏返しだと思っていたのですが、時々、いや、たまにという程度であると思いたいですが、たまには「何でも出来る」を実践して結果を出している人がいます。そういう人に言わせると「自分の得意とすることだけにこだわっていると、仕事は得られない」となります。

私は今、何をどうすれば良いのか、わからなくなっています。ただ一つ、今の状況で言えることは「派遣技術者になったのは失敗だったかもしれない」ことでしょうか。もし失敗だったとしたら、これからどうしたら良いのでしょうか。

それに対する自分の答えは、まだ漠然としていますが、以下が挙げられます。

  1. 今の自分が得意とすることを活かせると思っている仕事からは撤退する
  2. あえて労働集約的な環境に身を移す。食べていくのに困らない収入が得られればそれで十分。残業が少なければ、なお良し
  3. 収入の減少は投資で補う
  4. ブログやアフィリエイトはもう稼ぐには厳しいかもしれないが、それらを含むネット系のビジネスを自分一人で行う

自分の得意とすることにはこだわりが出てしまうから、それならばいっそのこと、仕事としては止めてしまった方が良いのかもしれません。

働き方については、残業の少ない労働集約的な仕事に移れば良いかと。もっとも、私自身はIT系以外の仕事をしたことがないに等しいので、何をどうするのかははっきりしていません。工場で作業員をと考えたことはあるけれど、何せ未経験なので、それで本当にやっていけるのかどうか、考え込んでいます。

なお、1.については補足することがありました。「得意とすることを活かせる仕事から撤退」としていますが、これは

「他人・他社のために自分の得意なことを活かそうとすることは止めよう」

というのが本当の意味です。自分の得意なことを活かして、自分の為となることを実感しつつ、他人・他社にも貢献することが出来ないなら、他人・他社のための仕事としては止めてしまいましょうということです。

40代半ば、厳しい状況になっています。同時に、大衆的な価値観に染まっている会社への依存を本気で改めないと、自分はいつまで経っても楽しい生き方は出来ないと気がついています。なので、今の状況から抜けられるなら、宝くじを始めとするくじの類が当たって、それなりのお金を手に出来たようなことでも良いです。その可能性はとても低いですけれど、資産さえ用意できれば本当にそれで良いです。その後の働き方は、後で考えれば良いですし。

状況が見えてきたところで、私は派遣技術者としても、会社員としても限界が見えてきました。そう感じるなら、今後のことのために動くしかないですね。実際問題として、仕事上の成果は低いところに留まってしまっていて、努力はしていても改善には程遠い状況なので、多分、次の契約更新はないだろうと私は考えています。そうなると次の案件・・・、いや、どうなんでしょう、次の案件が都合良くあるのかどうか。あったとしても、こだわってしまったらまた同じことでしょうから。

我ながら、面倒な生き方をしているものですね。