40代の転職漂流記・技術者派遣の現場から

40代の今、数社の転職を重ねて技術者派遣の現場に行き着きました。現在、生き方を模索中

会社員としての終わりを考える時が来た

こんにちは。

私も生活というものがあるので、グダグダになりつつもどうにかして会社員であり続けるという選択をしてきました。

しかし、40代半ばで転職、しかもヘッドハンティングでも何でもなく、単なる平社員として入社していますから、最初からわかってはいたつもりでしたけれど、出世の可能性はなかったです。

路頭に迷うのは困る、でも、独立も起業も自分には無理な気がして、最低限の生活が送れれば良いと割り切ってSESに転職しました。

それで、生活に困らないで済んでいたのは良かったですけれど、精神的にはもうこれ以上会社員を続けるのは無理で、意味が見いだせなくなりました。

なので、一人で食べていけるようになることを目指します。

一人で食べていけるようにすることを目指すとなると、それは独立を目指すことになります。

ただ、この場合の独立は必然ではなく、結果です。独立を望んだのではなく、独立するしかないという結果です。現状では

  • 社内にも社外にも人脈はない
  • 技術的にものすごく誇れる状態ではない
  • チームや組織を管理した経験がない

という状態です。他にもないものはありそうですが。 一般には「独立するべきではない」という要件ばかりが揃っているような気がします。

では、あるものと言ったら何でしょう?

  • 知識が古くはなっているが、Webアプリケーションの構築と、Webアプリケーションが動作するサーバー環境を作れる
  • OSSのアプリケーションをインストールして運用するのに困らない程度にはLinuxを動かせる
  • AWSの経験あり。Webアプリケーションを動作させるための環境を構築できる
  • 社内SEの経験あり

きちんと精査・棚卸しをしたいところですけれど、何にもないというわけではないです。 ただし、これらを活かした独立ができるのかどうか、そもそも自分がこれを活かしたいと思っているのかどうか、それを分析する必要はあります。

この状況における選択肢ですけれど、以下のものがあると思っています。

  1. このまま会社員を続けて精神をやられて、何の準備もせずにただただ退職を選ぶ
  2. 精神の方を鍛えて、図太くなって会社員であり続けることを選ぶ
  3. 会社員人生を終わらせ、自分一人で稼げるようになることを目指し、半年(2021年3月末まで)以内の退職を選択する
  4. この半年で独立のための準備と作業は進めるが(現在も進めている)、作業が不十分だとしても半年以内に辞めることにする
  5. ただ、それでも迷いはある。本当ならある程度稼げるようになって、その状態を1年ぐらいは保てたという実績を作ってから会社員を辞めるのが良いのはわかっているから
  6. でも、嫌なことを嫌なままで我慢し続けることがどうしてもできないから、半年以内という期限を切りたがっている

もう、自分がどれを選びたいかは明らかですよね(笑)。 会社に留まっても精神をやられて退職するしかなくなる、独立に失敗したら路頭に迷う。 この先はもう、危ういとしか言いようがないです。

でも、一人で食べていくのに困らないところまでこれたら、私としては成功なんですよね、本当に。 あと、相手から見限られるよりは自分で区切りをつけたほうが精神的には良いです。

上手に考えられれば、これは40代からの再出発を目指すと言えますよね。 とりあえず、そういうことにして先に進みます。

20代でキャリアをちゃんと見つめ、どうやったら年収を上げていくことができるかと真剣に考えて行動した人と比べれば、自分の人生、本当にヘボいです。 20代でちゃんとしてきた人と自分が同じことをするのはもう無理ですが、そのように生きている人達を見習い、参考にしつつ、自分の人生の再構築を図ることにします。

IT系の仕事は好きだったはずで熱意や情熱を持っていたはずだが、今は関心事が他に移り、熱意はなくなったという事実に向き合う(技術についていけなくなったことも理由になっている)

私は、IT系の仕事は好きなはずでした。「はずでした」としているのは、その気持ちは既に過去形になっていることを実感しているからです。 今日はそのことについて触れてみます。

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前の更新から2年以上経ったが、状況を変えられずにいる

こんばんは。

前の投稿から2年半が過ぎていました。まだ、今でもSESに属し、派遣される立場で働いています。 2年半、結構な時間ですよね。歳を取ったなと思います。

今日はブログの再開をするということで、近況に触れてみます。

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仕事は出来るのに、感情の制御が不十分な人

こんばんは。

相変わらず、残業続きの日々です。定時退社は夢のまた夢か、と思わざるを得ないです。しかし、これが一生続くものでもないでしょうし、一生続けようとも思わないです。良くも悪くも経験の一つ、としておくつもりで今を過ごしています。

さて、私が今いるプロジェクトは6名で構成されていますが、コーディング担当は私も含めて2人です。もう一人の彼は多分30台前半ぐらいで、私から見ると、ミスが少ない人のように見えます。私からしてみれば辟易してしまうような仕様を前にしても、上手にこなしている感じです。発注元から渡された、使いにくいフレームワークを解析して、社内向けに実装用のサンプルコードを作ったりもしていましたから、能力はあるはずです。

ただ、その彼は、もったいないことに、感情を上手に制御することが出来ません。コーディング中に発生した仕様変更や、他人の記述した仕様書のミスを見つけると、結構簡単に不機嫌になってしまうのです。そして、不機嫌になってしまうと言動が荒くなったり、他のメンバーへの当たりが途端にきつくなってしまうのです。私はこの表現を好まないのですが、傍から見ていると「キレている」と言ってよさそうな状態です。

そんな調子なので、他のメンバーも若干距離を置き始めているようです。彼自身、「今後は●●さん(私のことです)に質問が行くようになると思います」などと口にしています。

感情を上手に制御できれば、より良い仕事が出来そうなのに、それを自ら手放してしまっているようで、もったいないなと私は思います。同時に、私は仕事における成果を出すことにおいては今でも不安で仕方ありませんが、せめて人間性は保ちたいと考えています。自分の機嫌が悪い時でも、人と話す時はそれを抑える。自分が機嫌悪いからといって、相手への接し方をおざなりにしたくないし、機嫌の悪さを伝播させてはいけないと考えています。

長時間残業から始まる、負の連鎖を断ち切りたい

こんばんは。 久々の更新です。 長く更新が途切れた状況を振り返って、継続させることの難しさを実感しています。

今の職場へ派遣されて、3ヶ月ほど経ちました。仕事は忙しく、21時頃まで働いていることは珍しくないです。無論、これ以上遅くまで働いている人はいくらでもいるでしょうけれど、だからといって自分が残業をする必要がある状況を正当化したくはない、そう思っています。

1ヶ月の残業時間は、40~50時間ぐらいです。過労死ラインは80時間とのことですが、ならば40~50時間の残業は問題ないのかとなると、問題なしとは言えないと私は思います。1日に2、3時間残業すると、帰宅できるのは22時台。帰宅してから夕飯を食べるのは時間的に遅いと感じているので、ほぼ毎日外食しています。ただ、選択肢は限られまして、ほとんど立ち食いそば、時々中華かカレーです。本当は定食屋に寄りたいのですが、今の通勤経路上には都合の良い店がありません。なので、限られた選択肢の中で選択している状況です。

残業が続く理由ですが、これはもう、仕事内容そのものが原因となっています。ソフトの受託開発の現場にいるのですが、元請けが仕様を決められず、問い合わせても返事が返ってこない、元請けが渡してきたソフト開発用フレームワークが何かと冗長な上、コーディング量が増えるような書き方を求められていて、手間ばかりかかってしまう。誰もが非効率と感じていても、渡されたものを使わざるを得ない状況なので、黙って応じるより他はないのが実情です。

ついでに言うと、私は単純作業や複雑な仕様が苦手で、先方の要件を満たすことを考えつつも、仕様そのものが複雑化しないよう、また、採用するフレームワークで作りやすくできるようにすることに苦心しながらソフト開発をすることを心がけています。しかし、中にはというか、元請け・下請けの関係があるような構造では、そういう要素が考慮されることはまずなく、やたらと複雑で作りにくい上に、操作性においても難のある仕様が作成されてしまいます。どうして防げないのかとは思うのですが・・・。

こんな状況でも、ミスが少ない人はいるんですよね。私はミスが多くて、自分の作業に自信が持てないです。ミスを減らすために、折り合いが付く範囲で仕様を変え、フレームワークの特性を活かして間違いが起きにくい作り方を実践してきた私には、「いいからとにかく決めたことをやって」という状況に馴染めません。ただし、馴染めなくとも、これが今の自分の仕事だと理解はしているので、出来得る限りのことはしていますが、それでもミスは多いなと感じます。今は自分が仕事に合わせる必要があるのではありますが、ストレスになっています。

私は、元請けがいて、自分が下請けの立場となってソフト開発をしたのは、今回が初めてでした。なので、どんな雰囲気で働くことになるのか、肌で感じる機会になるのは間違いないと思っていました。実際に経験して感じたのは「長くは続けられない」ということでした。こうして、自分にとって何が良くて何が良くないか、やりたいことは何か、やりたくないことは何か、気付きを得られる機会にはなっています。

ブログを再開する気になったのは、ただ嘆いていても何にもならないと思ったからです。長時間の残業は、良い影響をもたらしてはくれません。負の連鎖に繋がっていると自分では思っています。そして、今はまた、ソフト開発の仕事から降りたいと思っています。では、どうしたらソフト開発の仕事から降りられるのか。もしくは、ソフト開発を続けるとしても、自分なりに納得の行く職場環境を見つけるにはどうすれば良いのか。改めて模索していきます。

とりあえず、休日に何かをする。このブログ、これ以外のブログ(何か別のテーマを見つけたいです)、将来に繋がりそうな何かを見つける。何とかしないと、何ともならないです。

楽観はできないが、派遣先が変われば状況も変わる

こんばんは。

SIerに派遣されて、1週間少々経過しました。仕事の詳細については書けませんが、業務用のWebアプリケーションの開発です。元請けではなく、下請けということのようでして、開発においてはいろいろと制約があります。情報の扱いに関しての誓約書を提出しましたから、それは守らねばなりません。

開発内容自体は、容易とは言えない内容ですが、SIerだけあって、手順を踏んで作業を進めています。Excelによる管理もありますし、仕様書もExcelで書いていますが、それでも、プロジェクト全体はチケット管理ツールを使って管理されていました。このチケット管理ツールが機能していまして、プロジェクトをうまく管理しようという意図はしっかりと感じられました。

設計書やテスト仕様書など、各種仕様書を作成する必要があり、私も仕様書作成に参加しているところです。今まで、それらしい仕様書など書いたことがありませんので、見よう見まねで何とか書いているような状況です。ただし、書いたら書きっぱなしで終わるわけではなく、レビューが行われまして、そこで指摘が上がってきます。その指摘に対応していくことで、徐々にではありますが、仕様を書くことに慣れていけそうです。

システム開発なので、残業は多いようです。私もそのうち、長時間の残業に突入することになりそうです。また、通勤には徒歩・電車で片道1時間30分ほどかかっていますから、自由時間はだいぶ減っています。でも、それでも、前の派遣先よりは自分に合っていそうです。

楽観はできないですが、かといって悲観が支配的かと問われると、そうではなくなっています。今は、今という時にちゃんと目を向けようという意識が働いているので、それで心持ちが変わったようです。それが定着したかどうかは、まだ判断できないですが。

「今が最高」とまでは言えませんが、まあまあ良いと思えるようになっています。