40代の転職漂流記・技術者派遣の現場から

40代の今、数社の転職を重ねて技術者派遣の現場に行き着きました。現在、生き方を模索中

傍から見ても仕事が遅いのは明らかで、その事実に凹む

現場のリーダーには、自分には合わない・これまでの経験が活かせないことで、何度か弱音を漏らしました。しかし、リーダーは「こんなの簡単でしょう」「大丈夫」と言うだけです。当のリーダーは、優秀な部類に入ります。性格的には明るく、また仕事を選ばずに立ち回れる力量があるようです。ただ、それ故に、出来ずに悩んでいる人の悩みを理解出来ない人なのかもしれません。

私も中年と呼ばれる年代で、自分が得意とすることがあり、それをアピールしました。派遣されている立場なのでと思い、自分の出来ること・得意なことはアピールしないとわかってもらえないと考え、あえて口にしました。私としては、そういう発言はどうしても自慢の類にしか思えなかったので、今までは控えていたのですけれど、そうも言っていられないと思って行動しました。しかし、今となってはそれも止めておけばよかったと思っています。得意なことが全然活かせないのですから。

私は、自分の得意とする条件に当てはまると力を発揮できるが、そうでないと簡単に崩れてしまう方です。だからこそ、苦手な状況を避けるようにしていましたが、今回は失敗しました。

仕事、遅いんですよね。慣れない言語や技術の組み合わせに今でも四苦八苦。仕事なので一生懸命やってはいますが、それでも自分の得意とすることではないので、得意になりたいとは思っていません。むしろ、自分が受け入れたくないことをそれなりであっても出来るようになってしまうと、嫌なことをずっとしなければならなくなる可能性が出てきます。嫌なことで下手に成功することは避ける。そうでないと、嫌なことをずっとしなければならなくなるかもしれません。

なお、派遣されている人の中には「今の派遣先・仕事内容が合っている、何事もなければ定時で帰れて、今は幸せ」と言っている人もいます。その人は、過去には残業100時間ぐらいしていたことがあったらしく、本人が言うには「あの頃はどうかしていた、残業代ももらっていなかったし」ということでした。なので、派遣だから良い・悪いということではないのは間違いないです。どんな案件に入れるかによって、状況は変わるのです。

単なる派遣ではなく、技術者を派遣すると謳っているならば、当人の得意なことを活かす努力や工夫があるのだろうと思っていましたが、それは私の勝手な期待でしかなかったのでしょうか。それに、本気で何の疑問も持たずにそう思っているとしたら、自分の主体性は一体どこにあったのか。これでは、自分の人生とはいえないですね。

だから、何とかしたい。いや、何とかします。自立のための道筋をつけてそれを実行できるのが一番望ましいですが、この際なので合法的であれば、サッカーくじでも投資で資産を作り込むでも良い。とにかく、経済的に困らない資産を作り込んでしまいたい。そうすれば、会社に属さずとも生きていくことは出来ます。

さあ、何とかしましょう。